活動報告

2024年


「AYAWEEK 2024 GIFU」にて市民公開講座「AYA世代がんを知ろう!」 が、ぎふメディアコスモスにて開催されました。3/9

一般的にAYA世代とは15歳から30歳代までの間をさします。心と体はもとより、進学、就職、結婚など人生の大きなこの転換期に、がんと診断されるとさまざまな影響を受けることがあります。また、成人のがんに比べて情報が少なく見つけることが難しいなど、不安を抱く人も少なくありません。「AYAWEEK2024GIFU」は、様々な催しを通して、多くの方にAYA世代のがんについて知ってもらいたい、考えていただくイベントです。

岐阜大学医学部付属病院、岐阜市民病院、岐阜県総合医療センター、中部国際医療センターの岐阜県4施設合同で「AYAWEEK 2024 GIFU」が、ぎふメディアコスモスで開催され、AYA世代がんに関する啓蒙、AYAフラッグシップ掲示、メッセージボード設置、医療者体験コーナー、市民公開講座、患者・サバイバー交流会などを行いました。

また、岐阜県赤十字血液センターと協力し、献血(33名)骨髄バンクドナー登録(5名登録)活動も開催されました。

 

午後1時から3時まで行われた市民公開講座「AYA世代がんを知ろう!」では、あけぼの岐阜代表橋渡智美を含めて医療従事者、行政担当部の方々計7名参加。

AYA世代のがんを知り、予防できること、その問題点とサポート体制の必要性などのお話があり、その実践の発表がありました。

また、患者・サバイバー交流会では患者・経験者の経験談などのお話しが1時間ほどありました。

現地参加者38名、WEB参加者16名

市民公開講座「AYA世代がんを知ろう!」で、スライドで説明する「あけぼの岐阜」橋渡代表の様子
市民公開講座「AYA世代がんを知ろう!」で、スライドで説明する「あけぼの岐阜」橋渡代表の様子
メッセージボード
メッセージボード
体験コーナーで内視鏡の操作体験をする様子
体験コーナーで内視鏡の操作体験をする様子

●アンケート結果

・乳がんセルフチェック、検診について

 よく理解できた80%

・子宮がん、頸がんワクチンについて

 よく理解できた80%

・岐阜県では生殖機能温存治療の助成制度があることを知っていましたか?

 今回初めて知った50%

 

●参加者の感想

・自分のがんのタイプを知る必要性を感じました。

・それぞれの専門的視点からわかりやすい説明でした。自分は40代半ばでがんになったが、AYA世代のがん患者さんの大変さに思いをはせることができ、少しでも寄り添うことが出来れば・・・と思いました。

・AYA世代だからこその悩みや辛さを多くの方に理解していただけるきっかけになるといいなと思いました。

・幅広い周知や啓発のため、医療・行政・教育の連携は大切だと思います。岐阜県では他の都道府県よりもこの連携が進んでいると感じています。

・がんになっても社会とのつながりは大切だと感じています。就労についても取り上げていただけるといいなと思います。


2023年

第41回ぎふ市民健康まつりてに啓発活動を行いました。11/19

11月19日(日)10:00~15:30に開催された『第41回ぎふ市民健康まつり』の岐阜市文化センター1階ブースにて、あけぼの岐阜スタッフが啓発活動を行いました。

 

今年7月早々「4年ぶりの開催となります。あけぼの岐阜さんは4年前まで、10年以上この岐阜市で健康まつりに参加して頂いています。コロナ禍で乳がん検診率が低下しました。是非、ブースを出して貰い、検診率アップの為啓発活動をお願いします。」と健康増進課の新規赴任された担当者から強い依頼がありました。その依頼を受けスタッフ4人で参加しました。実に150人の方々があけぼの岐阜のブースに訪れました。岐阜市からマンモモデル2個提供があり、実際に手で触れて「しこり」を発見して貰うようにスタッフが一人ずつ丁寧に説明し、自分でみつけられるよう指導しました。早期発見の大切さと検診を受ける重要性もお話しながら、又、実際に検診に行っての相談事や自分の体験の話しを求められる事もあり、様々な場に対応しました。

 

【参加したスタッフからの感想】

① 4年ぶりの開催で、どれだけの方が来て頂けるかわからず、手探り状態ではありましたか、多くの方が参加頂き嬉しく思いました。参加頂いた中には、養護教諭の卵の方も見えて、熱心に話を聞いていたのが印象的でした。また、検診受けてます!と言われる方もチラホラみえていたのが嬉しかったです。引き続き、検診を受けて行って下さいね。と伝えました。ただ、男性でも乳がんになることを知らない男性が多く、これからの啓発活動への課題かと思いました。

② 久しぶりに健康祭りに参加して啓発活動が出来てうれしかったです。ブースの前を通られる人に、「体験してみませんか」と声をかけて、マンモモデルで自己検診の方法を説明した。マンモモデルを使用して「ここに何か触れる」「ここにも触れた。有る」と驚かれていました。検診の説明をすると「マンモグラフィーの検査を受けてるよ」「受けてない。検診に行かないといけないね」といろいろな人の声が聞けました。自分自身が体験した事を身近な人にも健康の大切さが伝わって行く事を願っています。


長良東Festival(旧長良東健康祭り)にて啓発活動を行いました。11/19

 

11月19日(日)10:00~14:00まで岐阜市長良東小学校で開催された『第9回長良東Festival』(旧長良東健康祭り)の健康ブースにて、あけぼの岐阜スタッフが啓発活動を行いました。

 

あけぼの岐阜スタッフ3人が対応して、会の紹介などの展示資料とスタッフが作成した手作り展示物を掲示したブースには、およそ100名の方々が訪れてくださいました。昨年同様、自己触診の仕方が書かれたティッシュと会員手作りのフェルト製のチューリップをお渡しして、大好評でした。(チューリップ花言葉:おもいやり)

小学校での開催との事で、「子連れのお母さん、お父さん、若い世代でも、男性も乳がんになる可能性があります。自己検診をして下さいね。」とお声掛けしました。

又、「チラシを見て来ました!」「検査は受けないといけないですよね」や、「私、検査受けてきました」「迷っていて、なかなか行けないけど検査受けるようにします」等々の嬉しい声も聞かれました。

 

【参加したスタッフからの感想】

・自分の母親が乳がんの手術を最近受けて、家族が乳がん患者になった事で話しを聞いてほしいとブースに来られた若いママさん…つらいのは患者さん本人だけではないことを話され、家族の辛さを痛感しました。私達乳がん体験者の話しを聞いて、気持ちが落ちつかれたようで良かったです。

・沢山の方々がなんとか時間を作って検診に行ってくださることを切に願いました。そして、この日100人ぐらいの方に配った啓発ティッシュを見て、自分の乳房に関心を持って下さる方が増えるといいなと思いました。

 


吉祥寺乳弁天大祭手作り市の1ブースにて啓発活動を行いました。 11/11

 

11月11日土曜日、乳弁天大祭手作り市ブースにて啓発活動を行いました。

天気に恵まれ、ブースの外でスタッフが声掛けをして、あけぼの岐阜顧問医の患者さんが立ち寄ってくださいました。再発治療中とのことで会話をして、あけぼの岐阜のリーフレットやあけぼのハウスのチラシを熱心に見ていらっしゃいました。

また、スタッフ手作りフェルト製のチューリップの配布をして皆様、喜んでくださいました。


ぎふチャンラジオ  ぎふピンクリボン特別番組「いのちの大切さ~まずは、わたしが持続可能に!~」に、あけぼの岐阜代表 橋渡智美が音声にて出演     10/21

「まずは、私が持続可能に」をテーマに掲げ、ぎふピンクリボン実行委員会が展開する乳がん啓発活動番組が放送され、乳がんの早期発見・早期治療の大切さ、働きながら治療する上での支援体制などについてのお話が放送されました。

 

進  行:ぎふピンクリボン代表 平松亜希子さん

声の出演:岐阜大学医学部付属病院乳腺外科 二村学教授  あけぼの岐阜代表 橋渡智美

 

二村学教授からは、「乳がん検診率は47パーセント。検診を受けていない人が半数以上いることになります。まずは検診率を上げていくこと。そして、医療が進歩してきて、がんになっても安心して生活ができる社会の構築の為に、家族、医療チーム・地域のかかりつけ医、患者が働く会社、行政で支えていく『チーム医療』のシステムを作りそれを継続していくことがこれから重要になってきます。また、最近では自分の体、乳房を意識することを日常の生活の中に取り入れ習慣とする『ブレスト・アウェアネス』という考え(例えば寝る前、入浴時などに自分の乳房を観察する)が広がっています。」とお話されました。

 

橋渡智美代表は、「今、取り組み参加している『がん教育』の現場で、生徒さん親御さんたちにがんについての正しい知識を伝える事。検診の重要性を伝える事。そして治療を経験して感じた、人は支え支えられて生きているという事を伝えるために『もし、友達が何かで悩んでいたら声をかけて一緒に考えてあげてください。』と話している。自分の命は自分で守る、命を粗末にせず大事にしてほしい。家族とも命の大切さ、検診の重要性を話してほしい。ということを、がん経験者として伝えている。」とお話しされました。


ピンクリボン月間ライトアップ東濃2か所にて開催

写真 市立恵那病院、中津川市にぎわプラザ

 

10月13日から18日の6日間、市立恵那病院・中津川市にぎわいプラザの2か所にて、ピンクのライトアップが開催されました。駅前にある中津川にぎわいプラザのライトアップを、外国人観光客も写真を撮っていました。女性がかかるがんで最も多い乳がん。検診率は47%(2019)目標50%(2022)に達していません。早期発見、早期治療によって命を落とす方が一人でも減ることを願う明かりです。

 

ーーーピンクの明かりに込められた祈りーーー

1.乳がんで治療中のかたに愛と勇気をおくるために

2.乳がんで亡くなった方を忘れないために

3.乳がんの早期発見が大事なことを知ってもらうために


ピンクリボン月間ライトアップ岐阜市役所開催

 

10月7日から9日までの3日間、岐阜市役所庁舎のライトアップが開催されました。市庁舎の南北二方向からのライトアップは、乳がん啓発活動として多くの方々の目にとまった事と思います。

ピンク色のライトアップが、早期検診と早期治療につながる事と共に、今、治療中の方々のお気持ちをやわらぐ明かりとなれていたらと思います。


ピンクリボン月間ライトアップ県施設3か所にて開催

写真:岐阜県庁、 関ケ原古戦場記念館、  飛騨・世界生活文化センター

 

10月1日から10月7日の7日間、岐阜県庁、関ケ原古戦場記念館、飛騨・世界生活文化センターにて「ピンクリボン月間」に合わせピンク色のライトアップが開催されました。コロナにより乳がんの検診率が下がり、がんが進行してから受診するケースが増えているとのこと。乳がんに少しでも関心を持ってもらい、早期検診受診のきっかけに、このピンクの明かりがなってくれていたらと思います。

 

****あなたとあなたの大切な家族を乳がんで失わないために・・・願いを込めて****


「オンラインでのピンクリボン講演会2023」を開催 9/24

岐阜市太郎丸 吉祥寺にて
岐阜市太郎丸 吉祥寺にて

 今年は永橋昌幸先生(兵庫医科大学医学部乳腺・内分泌外科准教授)・二村学先生(岐阜大学医学部付属病院 乳腺外科教授)、のお二人の先生をお迎えしてオンラインでの「ピンクリボン講演会2023」を、講演と質疑応答の二部構成で開催しました。

永橋先生からは「乳癌のゲノム医療を考えるー遺伝子情報をよりよく活かしていくために」というテーマで。二村先生からは「ここまで進んだ乳がん治療ー乳がんと戦うために、有効にお薬を使っていく」というテーマで。それぞれ解りやすく最新の情報をお話し頂きました。質疑応答では、現在治療中の方より投薬治療についての質問、また、男性参加者より男性の乳がんについての質問がありました。

先生方より丁寧な回答を頂き、質問された方々も安心された様子でした。

 

※なお、この講演会は岐阜県「清流の国ぎふ」SDGs推進ネットワーク連携促進補助金を受けて開催しました。あけぼの岐阜SDGsの取り組みについてはこちら

 


あけぼのハウス岐阜を開催 7/30

7月30日 9:30~11:30 JR岐阜駅に隣接する、岐阜ハートフルスクエアGクラフト室にて相談会を行いました。今回は猛暑のためか相談者の人数が少数でしたが、久々に対面であった会員同士の近況報告をすることができました。


オンラインでの勉強会を開催 6/10

 

6月10日、14:00~15:30 朝日大学病院乳腺外科教授 川口順敬先生を講師にオンラインで勉強会を行いました。15名参加。

「乳がんの基礎と治療の変化」というテーマでお話いただきました。

乳がんのできる部位、発生と進展、女性ホルモンとの関係、手術療法の変遷、薬物療法の変遷、乳がん遺伝子検査について、たくさんのスライドを使ってわかりやすくお話してくださいました。


啓発活動「母の日キャンペーン」を開催後に交流会開催 5/14

 

5月14日、岐阜駅周辺にて乳がん自己検診、定期健診の大切さの啓発活動をしました。参加者はあけぼの岐阜会員、賛同会員、医療関係の先生方、看護師さん、合計20名ほどの参加となりました。

又、終了後、会員・賛同会員にて昼食をとりその後チェアヨガを体験しました。椅子に座って足のリンパ、血流をながすことで、短時間でもむくみが無くなり体がぽかぽかと温かくなって、手軽にできるセルフケアを学ぶことができました。